今年の東北は、夏!花の百名山めぐり

毎年秋に企画していた東北シリーズ。今年は花の百名山めぐりということで、7月5日、7月6日で、早池峰山と秋田駒ケ岳に。残念ながら、秋田駒ケ岳は天候悪く、途中下山&虫さされで散々ではあった。早池峰山は、登り始めは強風ではあったが【ハヤチネウスユキソウ】の大群落と頂上周辺のお花畑に癒され、下山時には青空も出て、蛇紋岩特有の山容も見られた。秋田駒ケ岳は次回に持ち越し。

7月5日早朝、地元を出発。参加者は地元山岳部員ほか6名。9時10分 岳[タケ]駐車場に到着。9時30分出発のバスで小田越に。バス料金は往復2000円です。

10:00小田越に到着、いよいよ登山開始だ。起床からすでに8時間経過している。残念ながら、霧雨模様である。歩き始めは木道、滑らないよう注意しながら歩きはじめる。

傾斜は緩やかで、スタートとしては登りやすい。30分ほど歩くと森林限界を超え、蛇紋岩の露出した登山道となる。地元の谷川岳や至仏山も蛇紋岩の山だが、比較すると早池峰山の方が滑らないように感じた。山道の両サイドに花。ミネウエユキソウ、ヤマオダマキ、など。目当てのハヤチネウスユキソウはまだなく、もう少し上にあるとの事。

森林限界を超えると一気に強風に晒される。下りてくる登山者からの情報では、5合目から上はさらに風がすごいらしい。5合目の少し下あたりから、ハヤチネウスユキソウの群落地帯に。時折晴れ間も出てきた。相変わらず、風は強い。

風に押されて転倒しないように、ストックで体を支えるようにして登る。

11時55分 5合目に到着。ハクサンフウロがいっぱい。上を見上げると雲がすごいスピードで動いている。かなりの強風。雨はなく風だけなのは幸いである。体をしっかり地面に踏ん張るようにして登る。

しばらくすると頂上稜線下のハシゴに到着。ここを登り切れば山頂は近い。風の勢いもここは少ない。

早池峰剣が峰の分岐につく。時間があれば行ってみようかと思っていたが、雲に覆われており、時間的にもきつそうなので、今回はパス。

山頂に向かう。ここからがお花畑となっている。雲が時折切れ、山頂周辺が顔をのぞかせる。

山頂直下に新しい避難小屋が立っていた。避難小屋を過ぎ、13時 早池峰山山頂[1917m]に。

雲り、風の恩恵を受け、暑さを感じないで水分補給もせず山頂まで来ることができた

山頂で休憩をとっていると時折青空が出だした。天気予報通り天候は快方に向かっているようだ。

帰りの最終バスの時間もあり、13時40分下山開始した。

だいぶ青空が広がり、登るときには見れなかった周囲の山々や麓の景色が一望できる。

蛇紋岩で滑らないように注意しながら下山する。青空の早池峰山をお届けします。(登りでは全く見えなかった景色です)

15時25分 小田越に下山。後続者を待つ。バス発車を少し待ってもらい、後続者も時間に何とか間にあった。バス停から見上げると、スタート時には全く見えなかった、早池峰山の全容が見渡せた。

スタートはテンション低かったが、帰りは青空も出て、まずまずの初日となった。

歩き始めて間もなく雨となった。雨だけならまだよかったのだが、うるさいほどの大量の小さな虫に襲われる。

山道は、狭いところも多く、雨で深く削られている。両サイドには花が。

1時間ほど歩くと 横長根の分岐に到着。景色は真っ白。全く何も見えない。残念!

分岐をムーミン谷方面に向かう。途中、登山者情報で、暴風あり、ムーミン谷水没の情報を得る。どうも雲行き怪しい気配。とりあえずムーミン谷入口の分岐まで行こうと進んだが、手前で暴風もさらに強くなってきたので、今回はこれにて下山することとした。

下山後、国見温泉石塚旅館に立ち寄り、お風呂に入ってきた。雪害で、宿泊はできないが風呂は営業中であった。単純硫黄泉で日本秘湯の会の温泉です。

投稿者:

gakuto

あずま体育推進協会山岳部部長。2009年発足しました。富士登山を中心に、訓練登山、春・秋の尾瀬ハイク、秋の合宿、年末登山など企画運営しています。
主に群馬、長野、山梨、を中心に活動しています。秋には、新潟、東北の山々にも登っています。2021年には、四国石鎚山の鎖場を登ってきました。

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