日の出、青空と雲海、雷鳥、お花、大池・・白馬岳2日目

8月4日、白馬岳登山2日目。

4時、白馬山荘を出発。あたりはまだ真っ暗だ。

4時25分 白馬岳山頂に到着。ここで、日の出を待つ。次から次とガスがわいてきて、山頂はガスの中。時折ガスが切れ、雲海がかおをのぞかせる。

5時まで待つが、一向にガスが切れる気配がない為、山頂で全体写真撮り、縦走開始する。

三国境近くになり、だいぶガスがあがってきた。青空も出てきた。

5:50 三国境で、朝食タイムと休憩。

このころになると、青空が広がり、周囲の山々が見渡せる。日本海の海岸線もよく見える。

雪倉岳は、穏やかな山稜が美しい。前方にはこれから登る小蓮華山。気持ちの良い縦走歩きだ。

小蓮華山の途中、やっと雷鳥に会えました。なんてラッキー!

7時25分 小蓮華山に到着。ここから先はプチお花畑があるのだが、チングルマの白いお花畑はなくほぼワタゲになっていた。7月中頃あたりが花の見ごろなのだろうか。それでも違うお花が楽しませてくれる。

8時20分 船越の頭に到着。ここから見る小蓮華山までの稜線はいつ見ても惚れ掘れする景色だ。

9時20分 白馬大池に到着。チングルマ、イワイチョウ、ハクサンコザクラ、イワカガミ・・・お花畑が広がる。

ここで、ゆっくりと休憩。

ここから白馬乗鞍岳までの最後の登り。途中、白馬大池にうつる景色も美しい。

ゴロゴロの道を登り切り、10時25分 白馬乗鞍岳到着。平たい山頂部だ。ケルンには、東西南北の目印。

雪でガスがかかると方向を見失いそうなところだ。そのための目印だろうか。

少し下り始めると、雪渓になる。ロープが張ってあり、アイゼンなくても注意すれば横断できるようだ。

注意して岩場の対岸まで渡る。この岩場が大きな岩ですこぶる歩き辛い。天狗原まで続く。

間違って落ちると大けがしそうだ。(後日の話で、我々の通過した後で、70代の方がこの岩場で転倒してヘリを呼んだそうです。)

★長野放送ニュースより、登山者への注意喚起★

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。長野県警によりますと、遭難の多くは、下山時に集中しています。特に今の時期は、気温や高度差で体力を消耗し、疲労とともに注意力も散漫となって、整備された登山道でも浮石やガレ場などでちょっとした不注意でバランスを崩して転倒することがあります。もうすぐゴールと油断しがちなタイミングこそ、最大のリスクが潜んでいると考え、最後まで気を抜かずに登山をするよう呼びかけています。長野県内は夏本番の厳しい暑さとなっていて、標高の高い山でも疲労や熱中症などで動けなくなることがあります。

県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」ことなどを呼びかけています。

われわれも危なかったか?! 訓練登山で、北横岳~三ツ岳の岩場で訓練していたのが良かったようだ。訓練はやはり大事だね。

11:40天狗原まで下り、ここで全員集合。ここから1時間弱歩き、12時50分 栂池自然園に下山した。

参加された皆さん本当にお疲れさまでした。みんな怪我無く、何よりです。

投稿者:

gakuto

あずま体育推進協会山岳部部長。2009年発足しました。富士登山を中心に、訓練登山、春・秋の尾瀬ハイク、秋の合宿、年末登山など企画運営しています。
主に群馬、長野、山梨、を中心に活動しています。秋には、新潟、東北の山々にも登っています。2021年には、四国石鎚山の鎖場を登ってきました。

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