真教寺尾根で赤岳、帰りは県界尾根

 今年の夏は雨続き、天気を狙って赤岳に行ってきた。9月5日、さすがに平日で美し森の駐車場は空いていたが昨年営業停止した『たかね荘』前の駐車場に車を置いた。帰りがけに係の人がいて話をきいたところ、ここは県から借りている敷地らしく、解体後は元に戻して森にするような計画らしい。登山者としては利用しているところなので、残してもらえるとありがたい。

さて、6時半過ぎに、登山スタート。昨日は雨が降ったらしく濡れている。木道の丸太が邪魔して歩きにくい。おまけに、左右のササが張り出し、ズボンは水浸しになってしまった。これが、賽の河原まで続く。(このルートを歩く際は、スボッツ必須、レインパンツがあってもいい)

賽の河原に出ると、眼前に牛首山、その右後方に赤岳、横岳がすっきり見えていた。(この時は)

ここから左右のササが刈り取られ歩きやすい道となる。傾斜はややきつくなる。8時40分牛首山に到着、一休み。牛の背部分はしばらく比較的平坦な道となる。

しばらく進むと急坂となり、さらに森林限界を越え急な岩場になる。下に石を落とさないように注意しながら登る。鎖場がつづく、つづく、・・・・雲の上に出ると雲海が広がっていた。

11時キレット小屋への道との分岐に着く。目の前に阿弥陀岳が姿を現した。雲は幾分かかっているがほぼ全景を見渡すことができた。権現岳方面、南アルプス方面は残念ながらほぼ雲に隠れてしまった。さすがに富士山は日本一の山、雲の上に山頂部分が顔を見せていた。

最後の頂上付近の岩場を登りつめると赤岳の山頂だ。何とか山頂付近は晴れており周囲の景色を眺めることができた。最近の天候を考えればまずまず良しとしよう。山頂の風は気持ちよい。昼食後、12時半、山頂を後に『県界尾根』コースで下山開始。

しばらく、鎖場が続く、傾斜はさほどではないが注意して下りる。最後はほぼ垂直の梯子とくさり場、途中横移動もあり、腕の力が多少ないと危険だ。

ここからは比較的危険のない道となる。大天狗、小天狗と過ぎ、野辺山と清里の分岐を清里方面に下山する。最後は舗装道路をしばらく歩き、たかね荘駐車場に15時半下山した。

投稿者:

gakuto

あずま体育推進協会山岳部部長。2009年発足しました。富士登山を中心に、訓練登山、春・秋の尾瀬ハイク、秋の合宿、年末登山など企画運営しています。
主に群馬、長野、山梨、を中心に活動しています。秋には、新潟、東北の山々にも登っています。2021年には、四国石鎚山の鎖場を登ってきました。

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