初めての西穂高岳、仲間が危うく落石に・・・

10月1日、地元山岳部員で北アルプスの西穂高岳に行ってきました。独標から主峰 西穂高岳までは、危険な岩稜が続き、落石や滑落の危険がいっぱい。違う意味で、妙義山の上級コースとは異なる危険地帯でした。とても、西穂高岳から先は進めないと実感。
下山途中、2回ほど大きな落石有り、独標の下でメンバーの一人が危うく落石に巻き込まれそうに・・・。登山者の多い土日は、自分だけでは注意しきれない危険が。

さて、当日は地元を3時出発、6時半新穂高ロープウェイのしらかば平駅の登山者駐車場に着。駅に向かう。この日は、早朝発のロープウェイが出ており、7:15発の便に乗り込んだ。天気は快晴で雲一つなし、西穂高口駅に着くとまずは屋上の展望台へ。真正面に笠ヶ岳、右には3年前に行った双六岳方面まで見渡せる。

今日は西穂高岳まで行って戻ってこなければならないため、のんびり展望しているわけにはいかない。7:35西穂高口駅をスタート、西穂高山荘へ進む。8:35に到着、小休止後8:50まずは西穂丸山へハイマツ帯の中進む。

9:15丸山到着。穂高方面や焼岳を展望するだけなら、ここでも十分かというくらいだ。

ここから独標直下までは、直登の見晴らしの良い道である。天気の良い日なので、登山者も多い。すれ違い場所は交通[登山?]渋滞が頻繁に発生、このままでは西穂山頂にいつつけるのか?!
いずれにせよ、帰りのロープウェイの時間もあるので、12時までは前に進むことにした。10:10独標に到着、ここで標高は2700mほど。山頂まで200mの標高差なのだが、見あげるともっとありそうな錯覚を受ける。実質的には数度の登り下りがあるので300m以上はあるのだが・・・。

ピラミッドピークまでは何とかメンバー全員登頂果たす。ここから先は各自の体力に応じて、12時下山開始ということで主峰を目指した。

 チャンピオンピーク4峰、その先が主峰 西穂高岳山頂となる。不安定な足場と直下の岩稜を超え11:30山頂到着、山頂部は決して広いとは言えない。

 11:45二人目メンバーY登頂。このころになると急に雲が広がり景色を閉ざし始めた。槍ヶ岳も見え隠れ。11:55そろそろ下山開始することに。時間が許せば山頂でのんびりしたかったのだが、帰りの時間も迫っており、雲も出始めたため、後ろ髪をひかれつつ下山開始した。

 主峰直下の下山は一苦労、鎖がない急斜面の下りで慎重に後ろ向きで下降するしかない。その後も、落石に注意しながら、慎重に足の置き場を考えながら下山。

 チャンピオンピーク、たぬき岩を過ぎ、13:30西穂独標になんとか戻ってきたところメンバーTが休憩中、聞くと100m下くらいまで来ていたようだが、眠気が襲ってきて危ないと思って下山したとの事。この岩場では朦朧としては歩けまい。もう一人の山頂登頂Yはやや遅れて独標に到着。

ここで休憩してから行くというので、Yを残して2人で独標を下山開始した。

■ここで危ない出来事が、独標直下を降り、なだらかな斜面で、ストックを取り出していると後方で大きな落石の音が、周りの登山者が騒いでいる。Yが巻き込まれたか?! 話声でなんとか無事だったようである。この落石音は実は本日2度目、ここはやばい・・・・■

 ここからは、大きな落石が出そうなところは少ない為、やや安心である。慎重に下りる。このころは、完全に山はガスに包まれ、あたる空気が肌寒い。ハイマツの中に入ると暖かい。これが秋の気象というものか。

丸山を超え西穂高山荘に13:10到着した。Uが待っていた。足の調子が悪くチャンピオンピークから下山したようだ。一休みして、14:15 西穂高口駅を目指す。

15:45発車のロープウェイに乗り下山した。ケガなくて良かった~^^)

投稿者:

gakuto

あずま体育推進協会山岳部部長。2009年発足しました。富士登山を中心に、訓練登山、春・秋の尾瀬ハイク、秋の合宿、年末登山など企画運営しています。
主に群馬、長野、山梨、を中心に活動しています。秋には、新潟、東北の山々にも登っています。2021年には、四国石鎚山の鎖場を登ってきました。

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