深山霧島を見ながら九州本土 最高峰中岳に登る

6月10日から12日で、くじゅう山に行ってきた。メンバーは地元山岳部員・他 総勢6名。

初日は、大分空港からレンタカー移動し、別府で昼食[割烹 平家で、海鮮丼セットに名物のとり天]、そして観光[べっぷ地獄めぐり 海の地獄]。それから前泊するホテルに。

残念ながら、晴れていれば見える阿蘇山は雲の中。前日の天気予報は雨・・・少しテンションは下がり気味だが、登山口方面、さして中岳山頂周辺には雨はない予報もあり、少しばかり期待。

翌11日、いよいよ『くじゅう山』へ。予定では、6時にホテル出るはずだったが、朝は雨模様との予報で、ゆっくりホテルで食事後、出発した。

8時登山口となる長者原ビジターセンターの駐車場に駐車。久住山、中岳を目指す。スタートからしばらくは、舗装された道路を歩く。30分ほど歩くと、舗装道路からショートカットの滑りやすい登山道に入る。左右にミヤマキリシマを見ながら進む。やや盛りは過ぎているが良い色合いの花もあり、楽しめる。

20分ほど歩くと、再度舗装道路に合流する。

ここから右側の岩山は崩落の危険がある山で、休憩は禁止のタテカンあり。左側の山は三俣山。正面には、硫黄の煙たなびく山が見える。

左に曲がり、登り上げると『諏峨守越』だ。登山口から1.5時間程。ここから、多くの登山者は、『三俣山』に登っていた。我々は、北千里浜の広い河原の中を歩き久住山を目指す。

しばらく歩きやすい道だが久住分かれに向けての登りに入る。このあたりから、台風の影響もあり、南側から暖かい湿った雲が流れこんできた為、上の方はだいぶ雲に覆われてしまった。

牧ノ戸峠からの登山道と合流する尾根に出て後続を待っていると雨になった。雨足強くなってきたのでカッパを着用。着るのはだいぶ久しぶりである。

ここから、少し登ると、中岳と久住山の分岐だ。まずは久住山に向かう。相変わらず雲の中だ。登り上げると、南面がミヤマキリシマの大群生地。雲でスッキリは見えないが晴れていたら、さぞ美しいだろうと思われる景色だ。ここから右に折れ、数分進むと『久住山(1787m)』山頂である。

期待していた山頂からの景色は残念ながら見ることはできなかった。

休憩後、中岳に向かう。いったん先ほどの中岳の分岐まで戻り、中岳方面に向かう。一度下りになるがそこもまたミヤマキリシマの群生地となっていた。右下にはカラ池が見える。

天狗ヶ城方面に行かず、右への分岐に行くと御池の脇に出た。本来の道は御池の淵に沿って行く道があるらしいが、避難小屋[池ノ小屋]方面に行ってしまった。でも先で尾根道に合流するので問題はなかった。本来は、天狗ヶ城を超えて尾根伝いに中岳を目指すのがよいのだろう。

ここまでくると中岳は目前。急な岩場を登ると中岳山頂だ。1791m九州最高峰に着いた。

ここでも雲に覆われてしまい。周りの景色はなかった。もう一度来いということだろう^^)

ここから、法華院温泉山荘への下山となる。初めてのコースだったので、登山ルートと等高線地図だけで、短めのルート[稲星越→白口岳→鉾立峠→法華院温泉山荘]をたどったのだが、白口岳からの下山道は急坂で滑りやすいとんでもない悪路と二重苦の山道だった。途中、山荘に電話を入れると、その道は下山にはお勧めしないということ。下る前に電話すべきだった。

山荘に着くと登山靴が泥だらけですごいことになっていた。笑うしかない。それでも、法華院温泉山荘は、靴の洗い場があり助かった。

個室を予約していたので、2部屋で6名と快適だった。

夕食は、たまたま同席した女性がマラソンもしているという北陸の強者で、いろいろと山の楽しい話がきけた。次回は白山で会いましょうということでお開きに。

3日目、朝食前に法華院温泉から、湿原と平治岳と大船山が見渡せた。山頂部は今日も雲がかかり、展望は望めそうもない。

帰りがけに天気が良ければ三俣山に登る予定で長者原を目指して7:30山荘を出た。諏峨守越までは登りとなる。

途中、前日の北陸女子部と合流、久住山に行くらしい。さすがに足取りが軽やかだ。我がチームは差し詰め亀のごとく歩いている。誇れるのは我慢強さ、長時間歩行なら頑張れる。

三俣山の下まで来たが、山頂部は雲の中。今回は、あきらめて、素直に下山することに。途中コーヒータイムで残飯整理して、11時無事、長者原に下山した。

下山後の風呂は湯布院で汗を流した。ここからの由布岳はいいねえ。

町の中は観光客が多く、なんか落ち着かない感じでした。相変わらず、行き当たりばったりの九州ツアーでしたが、アクシデントも楽しみの一つということで、良しとしよう^^)

投稿者:

gakuto

あずま体育推進協会山岳部部長。2009年発足しました。富士登山を中心に、訓練登山、春・秋の尾瀬ハイク、秋の合宿、年末登山など企画運営しています。
主に群馬、長野、山梨、を中心に活動しています。秋には、新潟、東北の山々にも登っています。2021年には、四国石鎚山の鎖場を登ってきました。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA