白馬岳登山の訓練2~将棊頭山

梅雨明けのアルプスは気持ちいい!

8/3~4の白馬岳登山の最終訓練、将棊頭山(2730m)にクラシックルートで行ってきました。

参加は総勢19名。3名は途中の分水嶺で下山。他16名は将棊頭山に登頂。

今回のテーマは、白馬岳を想定し、標高差と長時間の登りの訓練。累積標高差1600m以上、歩行時間は登り5.5時間、下り3.5時間。登頂できなかった3名も、1500mほどの登り下りを完歩したので、本番の白馬に向けて準備万端となったかな。

梅雨明け後の3連休の真ん中、どの山も混んでいそうということで、比較的マイナーな山を選んだつもりだったが、やはり駐車場は大混雑。700mほど下の小黒川渓谷三滝の駐車場がまだ空いており滑り込みセーフ。良かった^^)

6時45分桂小場の登山口を出発。前半戦は、比較的なだらかな道をひたすら歩く。変化のない道が続く。途中、ブドウの泉と野田場の水場があるのはこの暑さの中、うれしい。馬返しを過ぎると傾斜が少しきつくなり、避難小屋は近い。

9時過ぎ前半戦の終点である大樽小屋に着く。ここには簡易トイレがあり、立派な?簡易トイレパックが常備されている。外装のパックもしっかりしていて漏れないようになっている。2回くらいは使える代物だ。チップは500円。

さてここから、急登が始まる。といってもずっと急坂が続くわけではなく、登りあり平坦な道ありと休ませてくれるので急登のイメージは少ないかもしれない。とはいえ、一気に500mほど標高あげるので一番つらいところ。

途中、弘法石胸突八丁、津島神社、7合目標識と徐々に標高をあげる。

11時過ぎ、胸突ノ頭に出ると、稜線はすぐそこだ。ここからお花畑が広がる。

茶臼山・行者岩の分岐を過ぎると尾根に出る。

一気に視界が開け、眼前に景色が広がった。右にみえる行者岩が登山意欲をそそるが体力がない。

正面に御嶽山、中央左に木曽駒ケ岳、尾根の先に目指す将棊頭山が見える。

体力を使い果たし、遠くに見える・・・・

最後の力を振り絞り、将棊頭山の山頂を目指す。景色は素晴らしく、その後押しで何とか山頂へ向かう。

途中の岩場のお花たち

12時過ぎ、将棊頭山の山頂に到着した。ここでハプニングあり、同行のメンバーがバッタリ地元の友人に遭遇。こんなこともあるんだね。山好きあるあるということだろうか。

12時20分、西駒山荘に到着した。この山荘の裏に、コマクサが群生している。もともとあったわけではなく保護されているのだが、ここのコマクサは、色合いがとても濃い。

山荘前で、昼食休憩。体力のありあっている若手は、走って将棊ノ頭まで往復してきた。うらやましい体力だ。

13時10分、下山開始。第2班は、分水嶺からの分岐を間違い、西駒山荘の方に来てしまって、先に休憩していた。帰りは、逆コースで将棊頭山経由で下山開始した。登り下りがあるので、分水嶺まで時間は少しかかるはず。

案の定、分水嶺に着くと、まだ第2班のメンバーは全く見えない。少し待っていたが、日差しが強くいたたまれず、先に下山開始した。

16時30分、予定通り3.5時間での下山となった。

朝、登るときには全く見えなかったアブの大群が襲ってきた。服の上から刺してくるので要注意。

気を付けていたが、手、腕、首など数か所餌食になってしまった。

さて、今回の訓練、尾根に出るまでは忍耐の連続、景色の変化もなく時折隙間から、北アルプスや南アルプスが見える程度。でも分水嶺に出ると景色は一変。そのギャップがいいのだと思う。
水とトイレがあるのも心強い。

でも帰りの下山ルートは長かったなぁ。

追記

第2班が、将棊頭山の山頂付近で、雷鳥を見たようで、その投稿写真を載せます。
皆さんも会えるかも^^)

投稿者:

gakuto

あずま体育推進協会山岳部部長。2009年発足しました。富士登山を中心に、訓練登山、春・秋の尾瀬ハイク、秋の合宿、年末登山など企画運営しています。
主に群馬、長野、山梨、を中心に活動しています。秋には、新潟、東北の山々にも登っています。2021年には、四国石鎚山の鎖場を登ってきました。

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